艦艇装備研究所新庁舎エントランス

所在地:東京都
施工年:2020年

防衛装備庁・艦艇装備研究所(目黒地区)の新庁舎エントランスにレリーフを設置しました。
複数社による企画競争で代表・藤波耕司のデザインが選ばれ、鎚絵としても初めて国(防衛省)との直接契約の製品となりました。
艦艇装備研究所の業務である「船舶、船舶用機器、水中武器、音響器材、磁気器材、及び掃海器材のシステム化技術の研究」を水面に浮かぶ波紋とそのうねりになぞらえて、新庁舎の玄関にふさわしい、重厚なレリーフ造形となっています。

全景
 中央に艦艇装備研究所のエンブレム、そこから両脇に機械のように、波紋のように重なり広がる造形です。

・レリーフ
 柱にはアルマイト、レリーフには鋳物、ステンレスバイブレーション、シルバーメタリックの金属パネルを積層し、素材同士の持つ協和と奥行きを生み出しています。

・エンブレム
 本工事に伴い、艦艇装備研究所のエンブレムもリデザインしました。
 以前よりの「五つの波長」や「錨」の意匠はそのままに、立体感を追求することでより重厚な印象を感じさせるものになりました。

・歴史パネル
 「艦艇装備研究所の歴史」「大水槽」「平賀譲」について知ることのできるものとなっています。

・デジタルサイネージ
 55インチのデジタルサイネージにはタッチパネルを採用し、打ち合わせ時間の確認や、現在の研究所の概要、また広報動画などを見ることができるようになっています。

発注者:防衛省防衛装備庁
デザイン:藤波耕司(株式会社鎚絵代表)
総合製作:株式会社鎚絵
製作協力:株式会社平和合金(エンブレム・鋳物レリーフ)
大村印刷株式会社(デジタルサイネージ)
写真撮影:戸津弘貴(ポスター・サイネージ掲載用写真・完成写真)

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