九重に新たな体験フィールド — その魅力を支えるサインづくり
大分県九重町にある「九重やまなみ牧場」が、2025年7月12日(土)に〈NU:KUJU(ヌークジュー)〉としてリニューアルオープンします。「NATURE & FANTASY」をコンセプトに、自然と動物が調和する体験型フィールドとして生まれ変わったこの場所で、鎚絵は各種サインやレリーフの製作を通じ、新たな魅力づくりに携わりました。
デザイン:株式会社サン・アド
エントランス文字サイン
支柱や骨組みを自然に溶け込むビターブラウンで塗装することで、文字が際立っています。
エントランスポールサイン
高さ約6.5mのポールサインです。
円盤の上面を蛍光オレンジで塗装することで、白塗装部分に反射するよう計算されており、
あたかも光が灯っているかのように見える秀逸なデザインです。
壁面オブジェ
「NATURE & FANTASY」のコンセプトを表現した金属製レリーフ。
山の部分はステンレスヘアライン仕上げ、動物たちは磨き加工で奥行きと表情を演出しています。
説明部分は白とオレンジの二重刷りシルク印刷で、鮮やかに仕上がりました。
NU:大型立体サイン
フィールドのシンボルとなる「NU:」の大型立体サイン。
記念写真スポットとしても楽しんでいただける、遊び心あるサインです。
施設内文字サイン
ステンレスヘアライン仕上げの切り文字を、背面に蛍光オレンジを塗装して数ミリ浮かせることで、
文字に独特の反射と立体感を加えています。
細部にまで込められたデザインのこだわりが感じられるサインです。
レストランメニュー
鉄の角棒にマグネットシートを貼り、その上にステンレスのシートを重ねています。
文字は鉄の切文字を使用しており、文字の差し替えができる実用性と、美しさを両立しています。
各種屋外案内サイン
φ11の鉄丸鋼を主に使用し、白塗装で仕上げた案内サインです。
この「細さ」はデザイナーの強いこだわりを実現した挑戦の形です。
えさやり場サイン
ことばサイン
風に揺らめく「ことばサイン」。
文字だけがふわりと浮かんで見えるようにデザイナーが工夫を凝らし、九重の風景に遊び心を添えています。
デザインを担当したサン・アド様と連携しながら、コンセプトに沿った「記憶に残るサイン」を目指し、細部に至るまでこだわりを重ねました。
九重の自然の中で、これらのサインが訪れる人々の心に残る景色の一部になることを願っています。
【おまけの話】
プレオープンでは、羊のかぶりものをかぶってフィールド内を散策する体験ができました。
この「羊のかぶりもの」はNU:ショップで購入できますので、ぜひ現地でお楽しみください。
▶ NU:KUJU(ヌークジュー)公式サイト ※外部リンクとなります
https://nu-kuju.jp/
▶ 鎚絵 製作実績ページ
https://www.tsuchie.jp/works/nukuju/