2025年8月22日
8月18日(月)から22日(金)までの5日間、当社は福岡県立小倉工業高等学校 機械科の2年生2名をインターンシップとして受け入れました。
事前準備として、2人には当社の実績集をお渡しし、「自分たちが作りたいもの」を考えてきてもらいました。
テーマは、2人とも大切にしているペット(家族)をモチーフにした表札風のオブジェ。
インターン初日から3日目にかけて、構想を練り、
材料選びから、鍛造や溶接といった、造形には欠かせない現場の要となる工程まで体験。
デザイン・設計をして、完成形をイメージしながら材料を切る、部材を組み合わせる——
普段学校では触れられない作業を、当社製作リーダーの指導のもと、自らの手で進めてもらいました。
仕上げでは、ブラッセン+シルバー塗装を行い、アイアンの質感を際立たせた美しい作品が完成。
高校生とは思えないほどの集中力と手際の良さで、デザイン性と完成度の高いオリジナルオブジェが出来上がりました。
また、現場では秩序や安全管理も欠かせない要素です。
そのため、朝の準備体操や工具・作業場の整理整頓、清掃など、日々の基本的な取り組みにも社員と一緒に参加してもらいました。
さらに、最終日は、第一線で活躍するベテラン技術者による溶接講習など、専門技術の直接指導を受ける機会も設けました。
今回のインターンを通じて、当社のものづくりの現場は製造業の枠に留まらず、「世の中にないものを生み出す創造の仕事」であることを感じてもらえたと思います。
私たちにとっても、若い世代と一緒に汗を流すことで、地域企業としての自覚を新たにし、ものづくりの楽しさや責任を再確認できる貴重な機会となりました。